Vol.170「産学連携でSDGs推進に挑戦! 飛沫防止パネルのリサイクルプロジェクト」赤澤 知宜

 


  「産学連携でSDGs推進に挑戦!
       飛沫防止パネルのリサイクルプロジェクト」

赤澤 知宜
(株式会社リリーフ代表取締役/株式会社大栄衛生副社長)


 

株式会社大栄衛生(兵庫県西宮市、代表者:赤澤健一)と関西学院大学(兵庫県西宮市)が2023年6月28日、大学内で不要になった飛沫防止パネルの分別を行うリサイクルプロジェクトを協働で実施いたしました。本取組は、コロナウイルス感染症の5類引き下げにより不要になった飛沫防止パネルを学生とともにリサイクルし、分別の意義や工程を知ってもらうことでリサイクルの意識向上やSDGsの関心を高めることを目的に発足しました。今回のプロジェクトで集まったパネル総数は3キャンパスあわせて約950枚(約2.1t)で、これらをリサイクルすることで、焼却処分に比べ、約5.9tのCO2削減効果が望めます。これは1家庭における年間CO2排出量平均約5t(※)を超えるものです。

分別作業の前には㈱大栄衛生 副社長の赤澤知宣より環境授業を実施し、授業後には学生からリサイクルについて多くの質問が寄せられました。実際の分別作業では素材の分別だけでなく、パネルに貼られた黙食のステッカーの取り外し作業なども行い、学生からは、リサイクルの大変さを知ることができて良かったとコメントを頂戴しました。
当社では、これまでも地域の若者への環境学習のプロジェクトに積極的に取り組んできましたが、今回の関西学院大学様との協働により、学生のSDGsへの関心を高める活動に貢献できたことを光栄に思います。私たちの目標は、廃棄物の最小化とリサイクルの促進を通じて地球の資源を保護し、環境への負荷を軽減することです。
今後も廃棄物・リサイクルに関わる環境系企業として、資源を1つも無駄にしない、カーボンニュートラルな社会の実現に向けた取り組みを追求していきます。

本取組の背景とメッセージ
関西学院大学ではコロナウイルス感染症対策が緩和されたことを受けて飛沫防止パネルのリサイクルを検討しておりました。また、学内にはKG SDGs キャンパスサポーターをはじめとして、SDGsに関心を持つ学生が多くいることから、学生を巻き込んだ教育的取り組みに昇華することを構想し、環境保護の一環として飛沫防止パネルのリサイクル事業を模索していた大栄衛生にお声がけいただいたことから今回の協働に至りました。
関西学院大学とのリサイクルプロジェクトを通じて、不要な飛沫防止パネルを学生とともにリサイクルし、リサイクルの意識向上やSDGsの関心を高めることができたことを大変光栄に思います。プロジェクトに参加した学生から多くの質問やコメントを通じて、彼らがリサイクルの重要性を理解し、環境への負荷を軽減する取り組みに関心を持っていることを実感しました。
収集事業者として、排出事業者とリサイクル事業者を繋ぐ企業として、今後も資源のリサイクル率向上のための取組みに尽力してまいります。

※出典:国立環境研究所_温室効果ガスインベントリオフィス

赤澤 知宜

 

【プロフィール】

赤澤 知宜(あかさわ とものり)
株式会社リリーフ代表取締役社長・株式会社大栄衛生副社長。1987年兵庫県生まれ、関西学院大学卒。大学卒業後、機械部品メーカーで勤務し、2014年にお片付け業務と海外リユース事業をおこなう(株)リリーフに入社。2023年2月からは。兵庫県西宮市で事業ごみ・家庭ごみの収集運搬事業を行う(株)大栄衛生の副社長を兼任。常にその時代の社会課題に向き合い、課題解決として事業を展開しています。
サステナビリティレポート:https://www.goodhd.co.jp/common/files/sustainability2022.pdf

ページの先頭へかえる