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「検定合格者の皆様へ」
高桑 進(京都女子大学名誉教授)
3R・低炭素社会検定の合格おめでとうございます。 我が家では随分前から、野菜くずや果物の皮などの生ゴミをコンポストにする習慣でした。油のついた食器はまず使用済みの紙でぬぐい、食器の汚れは少量のお湯で洗い、使わない鍋に集めてからコンポストに捨てています。そうすると水道水の無駄遣いが減りました。 プランターかトロ箱などに腐葉土と以前使用した堆肥を入れ、もしあれば炭焼きで出た雑炭を粉にしたものを1~2割混ぜてから、夏野菜などを育てるととてもいい生育をします。 メロンやスイカ、カボチャはもちろんイチゴなどの果物や野菜の種子は、調理後捨てておられる方がほとんどだと思いますが、『捨てるな、うまいタネ』(2003)WAVE出版 藤田雅夫著を一度読まれれば、いかにもったいないことをしていたかがわかり、目から鱗の体験ができますよ。ジャガイモの皮も植えると発芽し、紫の花が咲きます。収穫すると小さなかわいいジャガイモが採れますし、完熟したミニトマトの実を潰して土に撒けば、発芽してミニトマトが簡単にできます。ネギの根も1,2センチ残してカットして、2,3日乾燥させてから土に植えると何回でも再生します。 植物の成長点がある大根や人参の頭の部分を水栽培すると葉が出てきます。しばらくすると花も咲きます。今はやりのReborn vegetableですね。ぜひ一度お試しくださいませ。
【プロフィール】
高桑 進 1948年:富山県高岡市生れ。京都女子大学名誉教授。最終学歴:名古屋大学大学院理学研究科 博士課程単位取得満了 理学博士号取得1980~1981年:アメリカ合衆国ミズーリ州立大学生化学部研究員1982~2013年:京都女子大学教育学部教授、定年退職 2013~2018年:京都女子大学、同志社女子大学、龍谷大学、大阪大谷大学非常勤講師趣味:魚釣りと自然観察著書1) 微生物の世界(1997)H.ゲスト著 高桑進訳 培風館2) 総合的な学習--演習編(2001)共著 建帛社3) 環境保全学の理論と実践Ⅱ(2002)共著 信山社サイテック4) 京都北山 京女の森(2002)高桑進 著 ナカニシヤ出版5) 保育内容 子どもと環境(2006)共著 同文書院6) 里山学のまなざし (2009) 共著 昭和堂 7) 里山学のすすめ (2010) 共著 昭和堂8) 京都の森と文化(2020)共著 ナカニシヤ出版
3R・気候変動検定