大学教員当時,教養課程やライフサイクルデザイン論など機械工学分野の専門課程での講義をはじめ,学協会や企業・公益団体・区民大学等からの環境-エネルギー関連話題に関する依頼講演等において,最後に起用するパワーポイントでは常に,図に示したような“E”で始まる英単語(名詞に限定)のKeywordsを画面上に並べ,重要項目を簡単に説明して総括に代えた.その後,中央部にある“End”の文字を浮かび上がらせて,「もう“E”加減にしろという指示が出たので,これで終了(End)です」とダジャレを交えて締めくくった.特に,興が乗って時間的余裕がある場合などには,この画面のみで30分間話を続けたこともあった.その中には例えば,「『エゴ』(Ego)という言葉は何と読むのでしょうか?」などと「言葉のお遊びクイズ」を出題して聴講者に参加する機会をつくったこともある.基本的には,「てん (〝) でエコ(Ecology)にならない」を模範解答として用意していたが,他に当意即妙な「名解答」が聴講者側から出てくるかも知れないと期待しての出題であった.しかし残念ながら、現在まで筆者をうならせるような秀逸な解答には出会っていない.
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