友、遠方より来てね (2009年6月号)

友、遠方より来てね

湯場 俊一さん
岡山県
明和製紙原料株式会社

私の勤め先である明和製紙原料株式会社は、再生紙の原料となる古紙を集め、製紙会社に販売している
岡山県の会社です。
古紙リサイクルの推進を図る取り組みの一つとして、岡山県内の小中学校、町内会、公民館、婦人会、
企業に対して「古紙リサイクルゼミナール」を開催しています。先方への出前講座、弊社への工場見学
など、岡山県内なら全て無料で行っています。

この取り組みは、社長の小六 信和が約10年前から始めたものですが、口コミで広がり、現在は年間120回
以上の講演を行っていますが、さすがに一人では回りきれなくなってきたということで、昨年入社した私が
以前から環境に関するボランティア活動を行っていたことを評価していただき、リサイクルゼミナールの
講師として、主に小中学校を対象に回らせていただいています。

リサイクルゼミナールのテーマは「紙はゴミじゃない!」で、会社の看板、配布資料はもとより、岡山市内
を走る路面電車にもこのメッセージを掲げています。

今回3R検定を受けることにしたのは自分の知識を深め、「リサイクルの講師」としての説得力を身につける
事が目的でした。無事に合格できたことでゼミナールの中でも可能な限り3Rについても触れるようにして、子
どもたちに環境を守ることの大切さを知ってもらうように心がけています。

私は現在28歳ですが、仕事以外でもボランティア活動などを通して岡山県内で環境関係の活動されている人
たちや企業、NPO団体等との交流を増やしています。20代、30代の若手で集まり、勉強会やイベントを開催し、
自分たちよりも更に若い世代が環境活動に参加しやすくする取り組みなどを行っています。

10年後、20年後の未来のために、
「環境について自ら考え、行動できる人を地域で育てていく」
これが、仕事や活動だけでなく、普段の生活の中でも私のテーマとなっています。

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