(2009年11月 第8号)
活動場所:東京23区
所属団体:東京壜容器協同組合
67歳の挑戦
私は都内で、ガラスびんを中心とした再生資源(他に缶、ペットボトル等)のリサイクル業を営んでおります。サラリーマンだった亡父が、これからはこういう商売だと言って、いきなりびんの回収販売業を創業したのが昭和26年でした。得意先は主に小売酒販店。 当時容器と言えば、殆んどが洗って繰り返し使うリユースびんで、しかも物資が不足していたので、結構儲かったようです。時代は移り現在びんリユースは崩壊寸前です。
現在私は全国びん商連合会、地元をはじめとするいくつかの協同組合の役員を歴任しておりますが、ある組合内で「3R検定」の話題が出たとき、真っ先に立候 補しました。仕事柄環境の問題、取り分けリサイクルや3R等については結構勉強もし、いくつかの学校や団体の会で講演もさせていただいてきましたので合格 の自信はあったからです。
大晦日の夜、はじめて「公式テキスト」を開いてびっくり。これまで見聞したことのない内容が盛り沢山。元日は飲めるだけの大酒を飲んで翌日から断酒。当日までの9日間、連日10~12時間テキストを読みました。高をくくっていたことを猛省しております。
地球環境が悪化の一途をたどる中で、各人が各々の立場で「持続可能な社会」づくりに邁進しなければなりません。「検定合格」は手段であって目的ではありません。これからも謙虚に学びながら、リユースびんシステムの再構築に向け頑張ります。