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「雑事雑感」
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昭和の時代、国内外で公害・廃棄物が大きな問題となっていました。 これがきっかけで、学生時代から環境関係の専門書には大変興味をもって様々な専門書を読破しました。 また、大量生産・大量流通・大量消費・大量廃棄の社会システムの中で、財は最終的に廃棄物となって、その量が増大の一途を辿っていました。 処理施設を建設する用地確保は総論賛成・各論反対(NIMBY)で住民運動が展開され、施設の能力は限界を超え、自治体の中には「ごみ非常事態」を宣言して、ごみ処理の実情と問題点を市民に伝え、大胆なごみ分別と減量を施策として展開していったところも多くありました。
さて、この時代(昭和50年代の後半から平成にかけて)小生はというと、自治体の環境部局計画担当職員として焼却施設・再資源化施設・リサイクルプラザ等の建設、環境基本計画、地球温暖化地域推進計画、ごみ処理基本計画等、分別収集の拡大、条例・規則の制定、労働安全衛生マニュアル作成、広報啓発計画、職員専門研修計画等を担当していて、この激動の時代を悪戦苦闘していたことを思い出します。 特に、ごみ減量化では、廃棄物に「新たな命を入れることができたらなあ」と思いつつ、分別収集拡大事業のための市民説明会を思い出します。 また、東京都清掃局職員とともに、JICA専門員としてタイ王国バンコク首都圏庁清掃局で焼却・資源化の技術指導等思い出も懐かしいです。 今後については、これらの多くの体験・経験を皆様と一緒にデータベース化していくことができればと思っています。
3R・気候変動検定