雨の日の汚水の処理


雨の日の汚水の処理


今月の1枚(全景)


河の魚


こんにちは
環境問題が実際どうなっているのか知りたくて、ゴミ分別作業や川の清掃ボランティアに参加させてもらっています。
この間、名古屋国際会議場の近くを流れている堀川の周りをジョギングしていると、500匹以上の魚(魚名:コノシロ)が横になって浮かんで死んでいました。
なぜ、こんな恐ろしいことが起こるのかというと、堀川は、名古屋城建設の為、木材などの運搬に使われた人工的に掘られた川です。そのため、普通の川とは違い、堀川の水質は海水と下水道処理施設から浄化された水でかなりを占めます。

しかし、季節的な事も関係するのですが、雨の日は、名古屋市では古くから下水道が作られていた事もあり、雨水と汚水をわけている分流式下水道が少なく、
6割が汚水と雨水を同じ管で流す合流式下水道が多い為、一定量を超える雨が降ると、可能な限り大きなゴミ等を取り除き、路面など街の汚れや汚水の一部を含んで、雨水とともに堀川に放流されてしまっているのです。

初めのうちは、誰かが誤って有害物質を流してしまったのでないかと思っていました。しかし、魚が死んだのは、自分たちに全然関係ない話でなく、自分たちが川の汚染を引き起こしているのではないでしょうか。

あなたたちの街の河川は、雨の日の汚水の処理はどうなっていますか?

ついつい、目に見つきやすい高速道路建設に注目が集まりますが、土の下のことも考えるきっかけになけば、良いなと思います。

堀川へ流れ出る汚れた水を軽減するために、合流式下水道の改善を進められているとの事ですが、本当に心の和む、きれてな河川になっていってほしいですね。

安井 久喜


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