窓辺のミニファーム (その2)

窓辺のミニファーム (その2)

みなさん、こんにちは。東京在住の山口茂子です。
寒いながらも毎日少しずつ春に近づいているようですね。私は野菜セットの定期購入を頼んでいるのですが、届けられる野菜や果物の種類がかわってくることで季節の移り変わりを感じます。種類が変わるだけでなく、みかんのサイズが大きくなってきたなあとか、ほうれんそうの葉がしっかりしてきたなあとか、だいこんが少し小さくなってきたなあとか、季節の違いばかりではないかもしれませんが、同じ野菜でも少しずつ変化していきます。

野鳥
冬にはひよどり、すずめ、めじろなどの野鳥のために果物や穀物を用意しておきます。
野鳥たちが来なくなると本格的に温かくなっていきます。

さて、今回も引き続き窓辺のマイファームのご紹介です。

あれから寒さと乾燥にも負けずに窓辺のグリーンは少しずつ成長しています。
農家さんが作るような立派な姿にはほど遠いですが、枯れずに何とかがんばっています。
何といっても、窓辺に緑があるのは目に優しいし、部屋の雰囲気もなごみます。

1か月前の様子です。
1か月前の様子です。右端の緑は食べてしまいました。

最近の様子です。
最近の様子です。新しく植えた右端のレタスが大きくなっています。


少々めずらしいところで、ウィートグラス(小麦若葉)をご紹介します。ウィートグラスは日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、海外ではカフェやジュースバーで絞ったジュースを飲むことができると聞いています。なぜ、そんなマイナーは草を育てているかというと、ウィートグラスはものすごくデトックス作用が強いのだそうです。
本来は、専用の絞り機かジューサーで絞ってジュースにするようですが、私は専用絞り機を持っていないので、ミキサーで、果物やほうれんそう、小松菜などと一緒にグリーンスムージーにしていただきます。ジュースは相当飲みにくいという噂も聞いていましたが、ほのかなさわやかさが加わって、とてもおいしくいただくことができました。

上が育っているところです。
上が育っているところです。かなり生命力を感じる草です。
ときどき白いカビのようなものが若干発生しますが、白いカビは洗い流せばあまり気にしなくてよいらしいです。青黒いカビは、あきらめて「ごめんなさい」と捨てるしかないとのこと。


それをはさみで、ざくざくと収穫してさっと洗ったら、感謝の気持ちとともにミキサーに入れます。
それをはさみで、ざくざくと収穫してさっと洗ったら、感謝の気持ちとともにミキサーに入れます。

そして何と、インターネットで素晴らしい記事を見つけてしまいました。ミニファームに朗報です。情報って不思議です。自分が望んでいることについては、偶然、よい情報が目に飛び込んできます。

題して「A4スペースで作る100%安心な野菜」です。
(ご参考 http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20100401/106536/)
提唱しているのは、ジョン・ムーアさん。元パタゴニア日本の支社長だそうです。ジョンさんは、ペットボトルで大根さえも作ってしまうのです。
ジョンさんの考え方は決して無理をしない、お金をかけてはいけないというもので、3つのヒントが述べられています。
1.すべてのものは生きている
2.リシンク、リユース
3.100%オーガニック=100円
2番目のヒントは、もし、100円以上かかってしまうならもう1度考え直して(リシンク)、必ず部屋にリユースできるものがありますよ。ということだそうです。
私のミニファームもすべてペットボトルなどのリサイクル品か100円程度のものでできています。捨てようと思っていたあまった木材と小さい棚で置き場を作り、100円ショップやホームセンターなどでプランターや霧吹きを買いました。洒落たガーデニングショップを見ると、あれこれ欲しくなってしまいますが、家にあるものを素敵にリサイクルできるように知恵を使うのもオーガニックな生活スタイルということにつながります。
オーガニックな野菜づくりをしても、あれこれ道具や材料を買いすぎたりしては、不自然なことになってしまいます。

「これ以上費やしてはいけない(原文:Never spend anymore)」というジョンさんの言葉は胸に響きます。

ミニファームは、単に野菜を作りました、食べましたにとどまらず、追及すると奥深いものになりそうな気もしてきました。
私もジョンさんに習い、無理をしすぎることなく自然に生活のなかに野菜づくりを取り入れながら、ステップアップしていきたいと思っています。
また次の機会に今後の状況をお知らせしたいと思います。

山口茂子


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