定義なき社会
「ことば」って意味がはっきりしないうちに、どんどん使っていくものなのですね。 確かに愛とか、山とか川とか、デザインとかのその定義を示せったって無理。 でもそのコトを許す素晴らしい言い方があります。 「ことば」はもともと「未定義原始概念」として発生し、通用し、意味し、共通概念が固まっていき、ときにはそれが崩れたり、新しい概念が育ってきたりする。 ことばは使っているうちに意味がわかってくる、意味がカワッテくる。 ことばがわかるとイノベーションが始まることも事実。 例えばデザインとはどういうことを意味するのでしょう。 デザインとは、ものごと(モノやコト=製品といったハードやその形を決めた企図といったソフト)に新しい姿かたちを与える創造的な行為(アクション)をいいます。 「デ」は否定語です。「サイン」はある時期、時代において常識とされてきた考え。 「デ」ですからその常識を打ち破り再び社会に新しい息吹を与えることを言うわけです。 それで困ってしまう。エコデザインって何?それは神の領域でしょと。 でも使わない訳にはいかない。 そこで考えたいのです。だからこそ考える価値がある。 「エコ+デザイン」その本当のことばのありかを。 そこにエコデザインの新発想が見えてくる。 |