割れ食器?陶片の再利用


割れ食器?陶片の再利用 中村 惠子

タイトル
我が家でモザイクを始めたのは、40年以上前にフランスのお年寄り夫婦が今まで使っていて不要になった割れ食器を再利用してモザイクの家を作ったという記 事が、ずーっと頭に残っていたからなのでしょうか、パッチワークに興味を持ったからなのでしょうか…いずれにしても泥濘むアプローチに鉄平石を張ったり、 玉砂利を埋め込む経済的余裕が無かったのと、どうも我が家の暮らし方にはシックリこないという理由から方位磁針 P1050874を割れ食器でモザイクを し、残ったスペースにセメントが乾くまでに鳥、木、お出迎えの花を持ったウサギ、SEE YOU AGAIN P1050848を入れて見たのが35年前でした。


われた食器食器の破片
P1050874-P1050848

来られる方たちは興味を示してくださいますが、何だか物足りないというか、埋め尽くすほどの欠片もなく、冬の凍結や植えた庭木の根が伸びて 今は無残な状態をさらしています。

今回、東京片道以下の追加料金でもう一か所寄れるというので、以前から見たかったバルセロナ・グエル公園のモザイクを見たいと足を延ばしてみました。
平面をタイルで張ることは容易でしょうけれど曲面となると???でもそれだけではない様な気がしました。
張り損ねた破片の量も廃棄物となるとすごい量になるのではないでしょうか。
グエル公園のテラスの天井裏のモザイクを良く見ると「ワァー 負けた!!」と思うほどの物に出くわしました。
食器
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陶片の面だけでなく皿の糸底、カップ・ポットの持ち手、ポットの蓋、ガラス片だけでなくビンの口まで…平面しか使えないというような貧相な発想ではなく まさに「捨てる物は何もない!!」と言えるものでした。

風景

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風景2
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食器
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食器
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植木鉢の欠片?壺のカーブを巧く利用したような…

風景
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更に回廊には石のモザイク!?

風景
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風景
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我が家の水栓のオブジェのような作り方なのだろうか…あの時代に瞬間接着剤はなかったでしょうに。
風景
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風景
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それにしては大規模すぎる壁面がずらりと並んでいました。
風景
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更に入り口付近ではシンボルのトカゲの噴水の着ぐるみを女性まで。
張ってあるのは色ゴムシートのようでした。

風景
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風景
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入口付近の名前が書き込まれた部分ももちろんモザイク
風景
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バトリョ邸では通風口吹き出し煙突には板ガラス IMG_0828 カサ・ミラでは
ビンの欠片に口部分の再利用まで。
ガラス破片と色漆喰の写真
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風景
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通りに面した壁にもモザイク、中庭にはフツ―のタイルモザイク P1050399 P1050400にガウディ風モザイクの壁がありました。
風景風景
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どう見ても屑??と思えるような欠片、さらに板ガラスは透けることを考えたのか色漆喰の上に張って下地の色が見えるようになっていました。この方法だと欠片の色は関係なく図柄が描けますね。

我が家も、この裏庭の壁のように張りこんでみたいと思っています。
先ずは回収日に不燃ごみ減らしにもう使えそうにない食器類の回収を呼び掛けるのも…勇気が要りますが まずは身近な友人たちから声をかけて見たいと思います。

それ以外にも絵柄があると思って近づくとやはりモザイクが施されていました。
ガウディの家
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パッチワークキルトでもそうですが僅かな欠片が時代を語ってくれるように、今まで使われていたものをどこかに再利用し活かされているのを見ることで先人たちの知恵や意匠を学ぶのも良いのではないかと思いました。

この後 アートクラフト運動の足跡を少したどってみましたが、「全ての原点は自然界の中にあり、見ようと思わないと見えてこない」と言われているような、自然界の一部にいることを忘れない生活は心地良いという感性を忘れないようにと思いました。


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