オーガニックグリーンデイのすすめ

オーガニックグリーンデイのすすめ

山口茂子(東京都)

みなさん、こんにちは。
東京在住の山口茂子と申します。

前回に引き続き日々の暮らしのなかで見たり聞いたり体験したことを題材に、思ったこと感じたことをお届けしたいと思います。

6月13日(日)は、アースデイマーケットが都内港区のエコプラザにて開催されました。この日は、出店者も10店ほどのこじんまりした規模でしたが、農家さん自慢の野菜やお茶、フェアトレードコーヒーの販売や、ちょっとしたワークショップなどが行われていました。

アースデイマーケット

室内開催ですが、木の内装で落ち着いた雰囲気です。
奥に見える木製のカウンターがお店です。

ご存知の方も多いかもしれませんが、アースデイマーケットは、正式名称を「東京朝市・アースデイマーケット」といって、東京都内の何箇所かで開催されるファーマーズマーケットです。
(詳しくはこちらです⇒http://www.earthdaymarket.com/

個人的に、私はこのマーケットが大好きで、大好きでたまらないのです。
エコがテーマだからとか、環境にいいとか理屈抜きでほんと~うに楽しいのです。

通常は、日曜日に都内の何箇所かで、順番に開催されているのですが、一番規模が大きいのは代々木公園のマーケットで、公園の並木道のなか、国内各地から集まった自然栽培や有機栽培の農家さんが自慢の野菜や手作りジャムを並べた小さなテントが並びます。パンフレットによると60店舗くらいあるようです。

どれも農家さんが手塩にかけた野菜や果物ばかりで、ときどき葉っぱのはじっこを食べさせてくれるのですが、味も香りも濃厚で「!!!」というおいしさです。
夏みかんは、ぼこぼこの肌で、一見薄汚れて見えるんですけど、さわやかで、雑味がなくて、食べ物に感謝しなさい! なんて言われなくても、いつの間にか心の中で「ありがとう!!」と頭を下げてしまいます。

この間は、スナップエンドウを勧められて「これ生で食べて!おいしいよ」と一言。野菜を生でぱくぱく食べるのが大好きなのですが、スナップエンドウはいつも炒めて食べていたので、さっそく帰って、夕飯の食卓に。かぶやにんじんもいっしょに並べて和風バーニャカウダです。

「うふふ・・」と笑っちゃうほどいけました。ちなみに添えたソースは、ごまクリーム、みそ、マヨネーズを1:1:3くらいで混ぜたソースです。ドレッシングをサラダボールに直接かけないで別盛りにすると、食後のお皿洗いも楽です。写真の背後に見えているのは、新鮮野菜てんこもりのグリーンサラダです。

平日は、どうしても買い置き野菜で、帰宅が遅いときは、疲れてインスタントラーメンになっちゃたりすることも・・・・。みなさんも環境と心身の健康と食糧問題にも大いに貢献できる週末のオーガニックな「グリーンデイ」はいかがですか?
新鮮なグリーンをたくさんいただくことはデトックスやダイエットにもいいみたいですよ。
グリーンの食卓
とにかく一面グリーンの食卓です。

以下は、おまけですが、開催場所の港区エコプラザの写真です。エコプラザというだけに随所に環境にやさしい工夫が満載です。
こういう施設がたくさんできて、開放されると楽しいのに、と思ったので紹介します。
小さなビオトープ

小さなビオトープです。都会のなかで小さな生き物に自然を残すって素敵な思いやりですよね。庭があったら自分でも作ってみたいです!
カウンター

このカウンター、天板は木材ですが、それ以外はダンボールでできていました!
ネットで検索するとダンボール家具で結構いろいろ出てきます。
こちらはスイスの建築家さんのウェブサイトですが、子供用のダンボール家具の作り方を紹介しています。
http://www.foldschool.com/_about/about_start/about_start.html

さて、グリーンデイに続いて、6月20日は都内某所にて平和をテーマにした映画祭が開催されました。この日の上映作品のなかに、水をテーマに扱ったものがありました。今、地球上で起こっている、水の権利をとりあった争いの実態を伝えたものなので、重たい内容なのですが、そのなかで希望の光が感じられるところが2つありました。

1つは、解説のなかでお話があったのですが、実は日本は、世界で比較すると決して水資源が豊かな国ではないけれど、水のリサイクルに優れているということ。そして水のきれいさについては世界第4位だとのこと。
ここでは、一人あたりの降水量と水資源量が掲載されていますので、ご興味のある方は見てくださいね。
http://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/junkan/index-4/11/11-1.html

そしてもう1つは、自分たちの大切な水を企業に奪われそうになった市民が立ち上がり、ペットボトルの水を拒絶し闘う姿です。
一人ひとりの意識や力がすごく大きいものだということを再認識できます。
環境を守ることにも通じるところがあります。

これ以来、私はペットボトルの水を買っていないのですが、「ウォーターデイ」をはじめました。要は水を大切にする日なのですが、歯磨きしながら水を流さないとかシャワーを短めにというのは普段でもすることなので、「ウォーターデイ」はとにかく徹底的に水を節約します。イメージとして、水を汲める井戸まで3キロのところに住んでいる自分になります。

当然、お皿を洗うのも洗剤禁止です。なので、油料理はしません。お風呂はお湯を少なめにためて、もちろんシャワー禁止。お茶を飲むときは、コップで量って使う分だけ沸かします。水を出しすぎるといやなので、蛇口はいつもの半分くらいしかひねりません。水がなくなったら3キロ歩いて汲んでこないといけない(つもりになっている)ので、一生懸命倹約します。ということで、グリーンデイと一緒に、みなさんもいかがですか?

このほかに、「ノーエアコンデイ」(エアコン禁止、南の島に住んでいるつもり)や「サマータイムデイ(日の出とともに起きてさっさと寝る、時計ももちろん直す)」「ライトダウンデイ」(ろうそくの灯りで夕食、徹底的に電気を節約、ついでにノーテレビにもしたり・・・)、「ノーカーデイ」(できれば車だけでなく、公共交通機関もやめて、自転車または歩きのみ)、「ノーごみデイ」(とにかくごみを出さない、ごみになるものは買わない。ごみ箱には何も入れない覚悟!)なんてどうでしょう?
毎日だと大変なことや、気になっていたけどなんとなくそのままにしていることなどを遊び感覚、イベント感覚で生活に取り入れたりしたら楽しそうです。

ちなみに、我が家はエアコンがこわれて南の島になっています。
ムシムシしますが、こういうもんだと思えば結構なんとかなっています。
今年は、夏日でも「今日は絶対エアコンつけない!」というノーエアコンデイをたびたびやっていたので、壊れているのに気づくのも遅くなったのですが、暑いのにもいくらか慣れていたみたいですね。とはいえ、夏本番はこれからなので、環境にやさしい夏対策をどうするか今思案中です。

では、みなさんも、風邪や夏ばてにならないように楽しい夏を迎えてください!!



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