現場でのごみ対策


現場でのごみ対策

工事現場でのごみ対策(その1)

8月某日、埼玉県内の駅ビルテナント内、飲食店舗工事中。
軽量鉄骨下地組~石膏ボード貼りという工程です。

右側に立っているのが軽量鉄骨の壁下地です。
どうしても余裕を見て材料を入れるので、ほとんどの場合軽量鉄骨が余ります。
材料自体は安価なものなので、業者は持ち帰っても置き場の負担の方が大きく廃棄処分してしまうようです。

余らないように正確な拾い出しをするのが一番良いことなのですが、このように規模が小さく比較的複雑な作りで、入れ物が決まっているような場合はなかなか理想どおりには行きません。クライアントや設計者からの急な変更に対応する必要もあります。それならばと、最近は余った材料をできるだけ壁下地に入れるように指示しています。結果として強固な壁ができあがり、その後の仕上げ工程(塗装、シート貼り、壁紙貼り等)にも好影響となっています。

現場の整理整頓には、これでも相当気をつかっています。まだ完成していないのだから、掃除は最後でもいいのでは?という声が聞こえてきそうですが、きれいに掃除している現場に入ってきた業者さんは、不用意にゴミを出さないようにして、最後は自主的に清掃して帰って行きます。工事現場で清掃を怠ると大変な状況になっていきます。元々危険がいっぱいの場所が更に危険にもなります。

工事現場でのごみ対策

今年の夏は特に暑いですね。
工事現場からも、あちこちから熱中症で入院した作業員が出たと連日のように報告がありました。とにかく水分はこまめに取るようにしているので、現場内がペットボトルだらけです。このペットボトルは、放っておくと混合廃棄物にされてしまいます。

毎日これだけでも大きなガラ袋2袋程にもなるので、近くのスーパー、コンビニ等の回収箱へせっせと運んでいます。時々、中へ吸殻を入れてしまう人がいます。こうなるとリサイクルは無理ですよね。困ったものです。

笹谷 優 (ミヤケインダストリー株式会社)


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