友、遠方より来てね (2009年8月号)

友、遠方よりきてね

蒲 昭典(かば あきのり)
所属団体 高山清掃事業(株)
活動する都道府県 岐阜県

[リサイクルの入り口は、まず分別です!]

  はじめまして!岐阜県は飛騨の高山で活動しています蒲(かば)と申します。私は、廃棄物
(ごみ、し尿)の収集運搬・処理や下水処理場の維持管理等を行っている会社に勤務してお
り環境保全やごみの分別、3Rについて市民の方に説明する機会が多くあります。そのため
環境やごみに関する知識について詳しいほうであると思っていましたが、3R検定により自分
のレベルを確認して説得力を強めたいと考え、3Rリーダーを取得しました。

  さて、私たちのまち高山市では、21品目に分別して出された家庭系一般廃棄物のうち可燃
ごみと埋め立てごみを除く19品目ついて再資源化や再使用を行っています。このうち当社で
は「プラスチック製容器包装」と「発泡スチロール」の中間処理をしています。高山の人たちは、
分別について協力的な人が多いと思っていますが、「プラスチック製容器包装」の中にとんで
もないものが混じってくることもあります。

  間違いの多くは、ハンガー・バケツ等プラスチック製品本体が入っていることで、まだ
「容器包装」の意味を理解していない人が結構いることが分かります(写真参照:排出された
「プラスチック製容器包装」の約1割がこのような不適物で、年間に70t程度あります。)。
また、最近多くなったのが使い捨ておむつの混入です。これも材質はプラスチック製ですが
汚物が付着していますし常識的に考えても分かりそうなものですが・・。時には、ハサミや
包丁など故意に入れたとしか考えられないものが入っていることもあります。

  このような状況を機会あるごとに市民の皆さんへ説明して、分別の協力を求めるとともに
3Rの大切さを訴えています。

皆さんの地域でのごみの分別状況はどうでしょうか?

分別作業不適物

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