今月の漫画とコメント(2009年7月号) ≪持続可能な社会とは≫

今月の漫画とコメント

コメント:(株)イシダ 事業所長付(3Rリーダー) 池北 實

ハイムーンマンガ

鉄腕アトムの漫画が人型ロボットの実現に繋がったように、この1枚の漫画が近未来の望ましい日本の生活を表しているのでしょうか。この漫画から、再生エネルギー、資源循環、CO2吸収、有機農業、ゆとりなどが読み取れますが、灼熱の地や雨量が極端に少ない地域に暮らす人々にとっては想像もできない生活でしょうね。

日本も鉱物系の天然資源が少ないにも関わらず、廃棄物の処理に頭を悩ますほどの資源 がなぜあるのでしょう。日本は、資源を海外から輸入し、知識や労働力を投入して製品・ サービスを創造して海外に販売し、輸入した金額と輸出した金額の差額で生業をたてています。しかし、世界人口が 66億人を超す中で、或いは世界経済が保護主義的傾向にある中で、日本が世界から資源を容易に集められない時代が来るかもしれません。

もしかしたら、この絵のメッセージは、有機農業というよりも、食料輸入が止まって家庭菜園で飢えをしのいでいる姿と読み解くべきなのかもしれませんね。

「もったいないの気持ちで物を使おう」・・・これは私が環境出前授業で子供達に訴え続けているテーマです。

ハイムーン漫画を100倍楽しむ方法!
その1.漫画をよく見て表したいテーマを考えてみよう(記入済みテーマは隠してね)
その2.登場人物の日常生活を思い浮かべてみよう(少しの自己反省を込めて)
その3.意識と行動の乖離の描かれ方を見てみよう(大いなる自己反省を込めて)
その4.市民・事業者・行政の連携の描かれ方を見てみよう(宇宙船地球号の人達だ)

Last but not least.夢ある近未来の環境漫画を自分で描いてみよう!

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