< ゴーチャレンジ > ≪とことん 活かすことはイカスこと!?≫ 梱包用のプラスチック製平紐 ①

とことん 活かすことはイカスこと!?

The Re-Create Works’ 中村惠子(兵庫)

梱包用のプラスチック製平紐 ①

プラスチックのかご

 身の回りにあふれかえり、使い捨てられる容器や包装材に使われているプラスチック。これらはすべて石油からできています。効率よくリサイクルできる方法がシステム化されるまでは、できれば長く再利用・再使用してみたいと思っています。

 このように思い始めたのは阪神大震災の時、各地から送られてきた食材を炊き出しボランティアに分配することを「ゴミ減らし通信舎」のメンバーと請け負った時からです。梱包にはプラスチックの紐が掛けてあり、段ボール箱は資源回収に出せましたが、紐だけドッサリ残っていました。それを見た人たちから「ごみ減らしどころかごみ増やしでは??」と言われた時にはドッキリ!!そこで山のような紐で売り上げを義援金に回せるような品を 作れないかと考えました。

 最初はカゴを作っていました。その後、少し凝った模様を入れた文箱のように蓋のある箱を作り、完売するほど好評でした。カゴには回収時には取り外さなければならない紙袋についたプラスチックの持ち手を再使用していましたが、10年ほど経つと劣化がひどくとうとう有り合わせの紐を付け今も健在です。

 斜め編みのカゴは 散歩時の犬のエチケットバッグとして蓋のあるシール容器とトイレットペーパーを入れ『毎回小さなポリ袋で掴みごみに出すのをやめませんか?!』と脱プラスチックを進める人たちに渡していました。でも犬用よりも果物や小物入れになっている場合の方が多かったような気がします。

 紐の色が増えるにつれて 荷造り紐の再利用には見えないようなカゴも編むことができます。紐も「ごみ」として出す前にもう一度のみならず二度以上みなおしてみたいものです。前回のかご編みの芯にも使えますし、雑誌や新聞紙をまとめて縛るには少し細めに裂くと使いやすくなり紐としての役目が果たせます。

劣化を遅らすアイデアは次回に。

プラスチッひものかご

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