≪書籍「捨てない贅沢」の出版≫

≪書籍「捨てない贅沢」の出版≫

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎東 奏子 (東京都 あきる野市)

私が子どもの頃、大正生まれの祖母は、私の飲み残したみそ汁も「もったいない」と言い、鍋に戻していました。物のない時代を経験している祖母は、物を捨てることを嫌い、どんなものでも簡単に捨てずに、あるもので工夫して、上手に利用しながら暮らしてきました。すっぱくなったりカビがついてしまった漬物も、洗って火を通して食べたり、野菜も皮まで無駄なく利用し、調理の後、ほんの少し出る生ごみも、捨てたらもったいないと、庭の土に埋め、土に還していました。

大きくなって、環境やエコについて考えたとき、そんな祖母のことを思い出しました。そして、今まで何気なく捨てていたものの中にも、まだ使えるものがたくさんあることに気づきました。

それから、いつも調理をするときに野菜の皮や種なども何か利用できないかと考えるようになり、なるべく生ごみを出さないように調理をしたり、残ったものは、庭の発泡スチロール箱の中で堆肥に変え、家庭菜園に利用するようになりました。楽しみながらやっているうちに、ごみの量も減ってきました。

こうして、普段生活の中で実践してきたことが、ある出版社の目に留まり、1冊の本にすることができました。

「捨てない贅沢」 アズマカナコ著 けやき出版 2011年2月下旬発売
http://www.keyaki-s.co.jp/sutenaizeitaku.html

普段の生活の中で取り入れられそうなものを取り上げて、なるべく簡単に紹介しました。料理のレシピ本のような感じで見てもらって、これなら自分にもできそうだと思ってもらえたら嬉しいです。

写真の説明:
余り野菜で作った福神漬けとピクルス
◎◎◎◎◎◎◎◎余り野菜で作った福神漬けとピクルス

とうもろこしの皮で作った草履
◎◎◎◎◎◎◎◎とうもろこしの皮で作った草履

玉ねぎの皮で草木染め
玉ねぎの皮で草木染め
(左から、小豆の煮汁、玉ねぎの皮、緑茶、栗の渋皮、赤じその葉で染めた布)

すいかの皮の漬物
◎◎◎◎すいかの皮の漬物

かぼちゃの種を炒ったお茶
◎◎◎かぼちゃの種を炒ったお茶

大根の葉のふりかけ
◎◎◎大根の葉のふりかけ

ゆずの皮のピール菓子
◎◎◎◎ゆずの皮のピール菓子

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