「レジ袋有料化のその先へ」 三枝 信子
レジ袋の有料化が始まりました。オリジナルのマイバッグが次々に販売されたり、TVのワイドショーなどでも盛んに取り上げられたりしています。
ただ、一番大事なのは、この「レジ袋有料化」が何を目的としているか、ということでしょう。
世界各地から海洋プラスチックごみの問題が警告され始めてから、マイクロプラスチックという言葉も多くの方の認知するところになり、使い捨てのプラスチックがいかに多いか、それらが街から海へ流れ出ているかということがわかってくるにつれ、ヨーロッパを中心に「不必要な使い捨てプラスチック用品を削減すること」が求められるようになってきました。 レジ袋削減を進めつつ、その先についても考えていかなければなりません。
たとえば、まだ日本では手つかずですが、増え続けるペットボトルなどの飲料容器の対策も急務でしょう。
また、昔は各所にあった傘立てが撤去されてしまい、建物に入るたびに使い捨てのプラスチック傘袋の使用が必要なため、雨の日のたびに大量の廃棄プラスチックが発生してしまいます。 ぜひ、レジ袋有料化のその先へ、みなさまと一緒に考えていければ嬉しいです。
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