「『エコロジー』から『サステナブル』へ」 戸川 孝則
昨年の12月に開催された「エコプロ2019」は副題に「持続可能な社会の実現に向けて」とあり、2018年の「SDGs時代の環境と社会、そして未来へ」、2017年の「環境とエネルギーの未来展」とは大きく変化したイベントとなったと感じました。
エコプロ展は昨年度で21回目。
私は元々、家業がリサイクル事業者だったこともあり、かなり早い時期から資源循環の事業に携わっていました。
1990年ごろだったと思いますが、資源の価格が不安定になり、事業の方向転換を余儀なくされた時代がありました。
1999年のエコプロ展(その頃は「エコプロダクツ展」でしたが)第1回から見学に行っているのですが、その会場で感じたのは「やっぱりこれからはエコノミーだけでリサイクルを語っていては時代においていかれる。エコロジーが重要なキーワードになる!」でした。
今年2020年は新型コロナウィルスの影響で経済が大混乱に陥りそうですが、今までの「エコノミーとエコロジーのデカップリング」の議論を飛び越えて、「サステナブルとは何か」を徹底的に考えなければならないと感じています。
もしかしたら、この今は歴史の教科書に載るかもしれません。
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