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「楽しく・お得に・省資源~市民として考えること~」
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資源やエネルギーを大切にする暮らし方を地域に広げる活動を続けて約20年が過ぎました。 「楽しく・お得に・省資源」を活動の基本として、傘の修理や裂き布ぞうり作り、生ごみ堆肥で野菜づくり等の体験型の講習会を毎月開催し、地域の定例のイベントに出展しています。
活動のきっかけは、大量消費とともに増え続ける身の回りのごみの量に不安を覚えたことでした。 当初、「ごみを減らす」には捨てずにリサイクルすればいいのでは、と単純に考えていましたが、環境問題の重要性が次第に明らかになってくると、 1.使用後のリサイクルだけではごみの問題は解決しないこと 2.消費者個人のごみ減量の努力には限界があること 3.製品の製造・販売の段階から考える必要があること がわかってきました。 ごみの問題は、ものの使用後の問題ではなく社会や暮らし方全体の問題なのです。
一口に消費者と言っても、暮らし方や考え方は様々、誰でもごみは出しますが、ごみ問題に関心がある人はそのごく一部です。 楽しくお得な内容なら参加したくても「あなたたちの暮らし方が原因で環境問題が深刻になっている」との“お説教”は聞きたくない人が殆ど、伝え方の難しさを痛感しています。 「自分にもできることからやってみようかな」という気持ちになるような楽しいきっかけづくりの機会をこれからも提供していきたいと考えています。
実際にやってみるとわかることは沢山あります。 個人のお得はもちろん、気づきの中から社会のお得をめざす人が増えるといいですね。 行政や企業とも協力して、ごみに関心のない人でもごみを減らす方がお得になるシステムが早くできることを心から望んでいます。
3R・気候変動検定